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事業会社社長メッセージ

山和建設

【写真】山和建設株式会社 代表取締役 井上 孝

自然と人の和を大切に、地域の「守り人」としての使命を果たしていきます。

山和建設は昭和45年に山形県で創業して以来、総合建設業者として河川工事や道路工事など主に社会インフラの整備に携わってきました。当社は「自然と人の和を大切に」をモットーに掲げています。「人」とは従業員であり、事業を取り巻く関係者、地域の人々、社会です。そしてその先には自然があります。「すべては和から成り立ち、この和を大事にしていかなければならない。」これは、ESGやSDGsが叫ばれる半世紀前から、当社が事業の根幹に据えてきたものです。

山和建設の拠点である山形県小国町は、飯豊山を擁し、希少な猛禽類が生息する自然豊かなエリアです。山菜の宝庫でもあり、当社で働く従業員はみな飯豊山の恵みと共に生きてきました。その私たちにとって、CO2削減や工事に伴う濁水の抑制、ひなが孵る時期の工事の中止といった環境への配慮は、決して特別ではなく至極当然の取り組みだと捉えています。

建設は地域を守る力です。設計図通りに山を削れば災害リスクを高める恐れがある場合、発注者様と協議し、より良い方法をご提案することもあります。2年前、自然災害に通じる豪雨が発生しましたが、私たちが粛々と整備を進めてきた河川の護岸や砂防堰堤が、その豪雨に耐え、災害を最小限に抑えているのを確認し、当社の仕事が地域と人々の安全に密接に関わっていることを再認識しました。当社は今後も地域の「守り人」としての使命を胸に、自然と人の和を大切にしながら、地域の安全と振興に貢献していきます。

山和建設株式会社
代表取締役
井上 孝

小野中村

【写真】小野中村 代表取締役社長 植村 賢二

地域を一番に考え、地域の安全な暮らしを支えていきます。

当社の事業は福島県相馬市で明治37年に始まりました。創業当初、屋根の修理や側溝のつまりの除去といった地域住民の皆さまの困りごとに応える形で事業が始まり、現在は海岸工事や河川工事、市民会館や学校の建築といった公共事業をメインに事業を展開しています。

120年の歴史を持つ当社は、地元の方々と共に成長してきた会社です。繁忙期が過ぎた農家の方などを雇用しながら、地元の方々と力を合わせて相馬市の基盤を築いてきました。このような背景からも、当社には地元を一番に考えるというDNAが根付いています。特に災害時には現場に一番に駆け付け、第一線で尽力しようという使命感を強く持っています。東日本大震災を経てその想いはより強化されました。

また、地元を第一に考えるという点からも、そして社会からの要請という点からも、環境への取り組みは当社の当然の責務と考えています。特に相馬エリアは太平洋に面しているため、当社の工事が陸のみならず海へ影響するリスクもあることを認識し、工事による濁水処理には一層注意して取り組んでいます。

人手不足が進んでいく中で、今後ますます協業体制が重要になっていくでしょう。地元で活躍する建設会社同士がつながり、人員を融通し合うUNICONホールディングスグループだからこそできることがあるはずです。同じ志を持つ仲間を増やしながら、この強みを最大限に生かし、限界を超えていきたいと思います。

株式会社小野中村
代表取締役社長
植村 賢二

南会西部建設コーポレーション

【写真】南会西部建設コーポレーション 代表取締役社長 大浦 和久

会津エリアの生活基盤を支え、誰もが安心して安全に暮らせる社会の実現に尽力します。

当社は、福島県会津地方において、土木事業と建築事業を中心に地域の基盤づくりに取り組んできました。近年、私たちを取り巻く環境は急速な変化を遂げており、この変化にどう対応するかが企業存続の重要な鍵を握ると考えています。特に建設業界で深刻な課題となっているのが技術者不足です。当社が属するUNICONホールディングスグループでは、「地域連合型ゼネコン」というコンセプトの下、グループ内で技術者を融通することでその解決を図っています。技術者の流動は、これまでグループ各社が個々に蓄積していた技術・ノウハウの共有を生み出しており、グループ全体の技術力の底上げにつながっていると実感しています。

私はUNICONホールディングスグループである山和建設出身で、2024年7月に当社の代表取締役社長に就任しました。これまで24年にわたって多くの工事に携わってきましたが、その中で大事にしてきたことは、発注者や地域の皆さまに喜んでいただけるものをつくることであり、それが私たち建設会社の使命だと思っています。これは私一人で成し遂げられるものではなく、社員をはじめとするステークホルダーの皆さまの協力が不可欠です。皆さまの思いをくみ取りながら、継承すべきものと時代に合わせて変化させていくものとを見極め、私たちが進むべき道を定めていきたいと思っています。地域の皆さまの生活に欠かせない基盤を支えているという自負と誇りを持って、会津エリアの発展と誰もが安心して安全に暮らせる社会の実現に向け、これからも尽力していきます。

株式会社南会西部建設コーポレーション
代表取締役社長
大浦 和久

南総建

【写真】南総建株式会社 代表取締役社長 目黒 良樹

自然と共生する事業で、ふるさとの未来を築いていきます。

南総建株式会社は、福島県南会津町を支える4社が合併して生まれた会社です。道路、河川、建築等の公共工事や、民間工事、冬季間の道路の除雪、ドローンによる測量や空撮など、幅広い分野で事業を行い、暮らしやすい地域の実現を目指してきました。

中でも、日本最大の山岳湿地である「尾瀬国立公園」内の登山道の整備や施設の管理等は、40年以上の実績を誇ります。尾瀬国立公園内は車両の侵入ができないため、ヘリコプターによる物資・人員の空輸体制を整えることで公園内の工事を実現し、当社の従業員そして協力会社の皆さまとチーム一丸となって、多様な動植物が生息する尾瀬の環境を守ってきました。こうした当社の環境への取り組みが認められ、当社は2024年、自主的・積極的に環境配慮に取り組む事業者を認証する環境省の認証制度「エコアクション21」を取得しました。さらに現在、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO9001、SIO14001の取得申請に向けて動いています。

また、地域のインフラを守ることも当社の重要な役割です。災害時、現場にいち早く駆け付け、道路を塞ぐ土砂や瓦礫を重機で取り除き、インフラを復旧させられるのは、私たち地元の建設会社です。当社は福島県と協定を結び、災害時に速やかに対応できる体制を整えています。

当社は2023年にUNICONホールディングスの一員となりました。尾瀬国立公園の環境配慮に携わってきた当社の知見を活かし、グループ全体の環境配慮の取り組みを前進させていきたいと思っています。

南総建株式会社
代表取締役社長
目黒 良樹